「頑張って痩せたのに、気づいたら元通り…」
そんなリバウンドの経験、ありませんか?
実は、リバウンドは誰にでも起こりうるごく自然な現象。でも、きちんと対策すれば防ぐことができるんです。この記事では、都内の研究データを元に、「太らない人」が実践している生活習慣や、今日からできるリバウンド対策を紹介します。
■ なぜリバウンドは起こるのか?
リバウンドの原因は、「短期的な努力で終わってしまうこと」。例えば…
• 食事制限がきつくて長続きしない
• 目標体重を達成して安心してしまう
• 生活習慣が元に戻る
つまり、一時的に体重を落とすことよりも、「その後に何をするか」が重要なんです。

■ 【研究結果】約4割がリバウンドしていた!?
都内の運動型健康増進センターで行われた調査では、12週間の減量プログラムに参加した243人のうち約43%が、数年後にリバウンドしていたことがわかりました。
• 期間:平成4年〜11年
• 対象:減量プログラム修了者243人
• 方法:郵送調査により体重や生活習慣をチェック(回収128人)
平均BMIの変化
• 参加前:26.7
• プログラム修了時:25.5(有意に減少)
• 調査時(平均4年後):25.8(やや増加)
注目すべきは、「体重を維持できた人」と「リバウンドした人」の違いです。
■ リバウンドを防げた人がやっていたこと
この研究でわかった、リバウンドしなかった人たちの共通点は次の2つ。
1. 毎日の歩数が多い
1日の歩数が多いほど、体重維持に有利だったという結果が出ています。
1日どれくらい歩けばいいか知りたい方はこちらへ
👉【1日何歩歩けばいい?研究からわかる理想の歩数】
極端な運動でなくても、「こまめに動く」だけで違いが出るんです。
2. 食生活に気をつけていた
「食べすぎない」「バランスを意識する」といった基本的なことを継続していた人ほど、リバウンドしにくかったのです。

■ リバウンドを防ぐ5つの習慣
研究結果をふまえたうえで、今日からできる対策を5つにまとめました。
1. 完璧を目指さない
100点満点の食事や運動を毎日続けるのは現実的ではありません。
「まあまあ良い日」を積み重ねることが長続きのコツです。
2. 週に1回は体重をチェック
体重計に乗ることで、「ちょっと増えたかも?」と早めに気づけます。
無理なダイエットよりも、小さな変化への気づきが大事。
3. 1日30分のウォーキング
研究にもあったように、歩数が多い人ほど体重維持に成功しています。
スマホの歩数計を活用するだけで意識が変わります。
4. 食事は“意識して選ぶ”だけで変わる
極端な糖質制限や断食は不要。
「ごはんを少し減らして、野菜を増やす」など、意識して選ぶだけで十分です。
5. 「続けられる方法」かどうかを常にチェック
習慣にできない方法は、いずれやめてしまいます。
「一生続けられそうか?」を基準に選ぶのがポイント。

■ リバウンドを防ぐ一番のコツは「無理をしないこと」
ダイエットは「頑張るもの」ではなく、「続けられる生活習慣を作ること」です。
どんなに素晴らしい食事法でも、続かなければ意味がありません。
逆に、多少ゆるくても続けられる習慣があれば、それは一生使えるダイエット法になります。
■ まとめ:リバウンドは防げる!
• 減量後は、リバウンドする人が約4割もいる
• 運動と食生活の継続が、体重維持に効果的
• 無理な方法より「続けられる工夫」が大切
一時的な成功にとどまらず、「もう太らない体」をつくるために、今日からできる小さな習慣を見直してみましょう。